職場で仕事をしていると、ほんとうにいろんな人がいるなあと感じます。話し方が丁寧な人、ストレートな物言いをする人、黙々と集中するタイプもいれば、賑やかにまわりを巻き込んで動く人もいます。最初は「自分と違うな」と思っていた人とも、関わっていくうちに「なるほど、こういう考え方もあるのか」と学ばされることが多いです。
先日も、チームでの進め方を巡ってちょっとした意見の食い違いがありました。私は効率を重視するあまり、少し急ぎすぎていたかもしれません。でも、同僚が「少し遠回りでも、みんなが納得して進める方が結果的にうまくいくよ」と言ってくれた言葉にハッとさせられました。正直、最初はモヤっとしたのですが、後から思い返すと、その通りだなと納得。自分のやり方が正解とは限らないし、何より「違い」があるからこそチームになるんだなと感じました。
みんなが同じ方向を向いていても、進み方や見ている景色はそれぞれ違っていていい。むしろ違うからこそ、新しいアイデアが生まれたり、気づかなかった視点に出会えたりする。そう思えるようになったのは、やっぱりこの職場でいろんな人と出会ってきたからだと思います。
金子みすゞの詩にもある「みんな違ってみんないい」という言葉。その意味を、ようやく少しずつ実感できるようになってきました。自分の価値観を大事にしつつ、相手の考えも尊重できる。そんな働き方を、これからも心がけていきたいです。