INDUSTRIAL DISPOSAL

マメ知識活動レポート

UPDATE :2025.11.08 
POST :2025.11.08

【処理先確保出来ていますか?】万博解体で最も厄介な「廃石膏ボード」の処理先は確保できていますか?:ジェイ・ポート此花工場が全面サポート!

皆様、株式会社ジェイ・ポートでございます。

万博パビリオンの解体が進むにつれて、内装材として大量に使用されていた廃石膏ボードの処理が、深刻なボトルネックになりつつあります。

1.なぜ、廃石膏ボードの処理は難しいのか?

廃石膏ボードは、他の建材と異なり、処理に特別な配慮が必要です。

  1. 管理型処分場の逼迫: 廃石膏ボードは、埋め立てた際に特定の条件下で硫化水素を発生させるリスクがあるため、原則として「管理型最終処分場」での処分が法律で定められています。現在、近畿地方で「満杯危機」にあるのは、まさにこの管理型処分場であり、処理単価も高騰し、受け入れ枠の確保が極めて困難になっています。

  2. リサイクル率の課題: 新築現場から出る石膏ボードはリサイクルが進んでいますが、解体現場から出るボードは、壁紙、下地材、断熱材などが付着していることが多く、高い再資源化率の維持が難しいのが現状です。

  3. 水濡れ・異物混入のリスク: 水濡れした石膏ボードは、硫化水素発生のリスクが高まるため、リサイクル・処分ともに受け入れが厳しくなります。また、異物混入が多いと、リサイクルできず埋立処分となり、高額な処理費用がかかってしまいます。

万博解体というタイトなスケジュールの中、この厄介な廃石膏ボードを「確実・適正・迅速」に処理することが、工期遵守の鍵となります。


2.ジェイ・ポート此花工場が「廃石膏ボードの課題」を解決する2つの強み

私どもジェイ・ポート此花工場は、この廃石膏ボードの処理が抱える問題を解消するために、万博解体業者様へ以下の独自の強みを提供します。

万博跡地からジェイ・ポート此花工場へのルート

万博跡地からジェイ・ポート此花工場へのルート

(1) 夢洲から最短距離!「分別済みボード」の計画的搬入が可能

万博会場から最も近い此花区に位置する弊社の立地は、廃石膏ボードの処理において「時間と品質」の両面で大きなメリットをもたらします。

  • 運搬時間の短縮: 処理先が近いため、現場での分別作業に時間をかけ、品質の高い(異物や水濡れが少ない)ボードを効率よく搬入できます。遠方へ運ぶ時間を、現場での分別に充てることで、リサイクル可能なボードを増やし、処理コストを下げることができます。

  • 現場分別への強い推奨: 費用を抑え、リサイクル率を高めるために、石膏ボード単体(他の廃棄物と混載しない)でのお持ち込みを強く推奨しています。分別を徹底していただければ、スムーズにリサイクルルートへ乗せることが可能です。

 

(2) リサイクルを通じた「エネルギー安全保障」への貢献

私どもは、皆様からお預かりしたボードを最大限リサイクルするだけでなく、その他の廃棄物(木くず、廃プラスチックの一部)は固形燃料(RPF、フラフ燃料など)として再利用しています。

石膏ボードのリサイクルに注力しつつ、他の排出物を燃料化することで、日本のエネルギー自給率向上の一端を担い、持続可能な資源循環を実現しています。万博という国際的なプロジェクトで排出される廃棄物を、「未来につながる資源」として再生させることは、排出事業者様の環境貢献としても、対外的にアピールできる要素となります。


3.廃石膏ボードの処理は「計画と決断」が命運を分ける!

現在、「満杯」のニュースを聞いて、廃石膏ボードを現場に滞留させている業者様がいらっしゃるかもしれません。

しかし、ボードを濡らさず、異物混入を避けて保管するには、現場でのスペース確保や管理に多大な労力とコストがかかります。また、保管中に万が一、水濡れや劣化が進めば、リサイクル不可となり、高額な管理型処分費用を支払うことになりかねません。

手遅れになる前に、今すぐ、ジェイ・ポート此花工場で処理枠を確保してください。

私どもは、万博解体という重責を担う皆様を、強力な処理能力と最新設備で最後までサポートする体制を整えています。

まずは、お持ち込み予定の廃石膏ボードの概算量や分別状況をお知らせください。弊社の万博解体サポート担当が、最適な搬入スケジュールと、コストを抑えるための分別方法をご提案させていただきます。

株式会社ジェイ・ポート 万博解体サポート担当まで、お気軽にご連絡ください!

皆様の解体工事の円滑な進行を、心よりお祈り申し上げます。

株式会社ジェイ・ポートでは、だれでもカンタンに産廃処分ができる産廃コンビニをご提供しております。
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蛍光灯や電池などの処理困難物も1つから承ってます。
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この記事を書いたスタッフ

森田 一誠

森田 一誠 笑う産廃セールスマン

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