大阪府内、あるいは大阪近郊で産業廃棄物の処分をご検討されている方へ、株式会社ジェイ・ポートの此花工場では、産業廃棄物のお持ち込みを随時受け入れております。回収(引き取り)と比較して、コストを抑えられることや、スケジュールの自由度が高いことから、多くのお客様にご利用いただいております。
当工場では、事業活動にともなって発生したさまざまな種類の産業廃棄物を受け入れており、法人のお客様はもちろん、個人事業主の方からのお問い合わせも増えています。
この記事では、「回収」と「お持ち込み」の違いや、持ち込みのメリット・デメリット、個人での利用可否、許可制度の仕組みなどについて、わかりやすくご紹介していきます。
目次
1.産業廃棄物の処理方法には「回収」と「持込」があります
産業廃棄物の処分方法には、大きく分けて「回収」と「お持ち込み」の2種類があります。以下に、それぞれの特徴をわかりやすくまとめました。
◆ 回収(業者による引き取り)
・専門業者が現地まで来てくれる
処分を委託すれば、引き取りから運搬まで業者が対応します。
・大量・定期的な廃棄物に向いている
工場やオフィスなど、廃棄物が定期的に発生する現場で便利です。
・運搬の手間がかからない
重たいものやかさばるものも、業者に任せられるので安心です。
・費用はやや高め
運搬コストが上乗せされるため、持込に比べて費用は高くなることがあります。
◆ お持ち込み(自己搬入)
・自社で処分場まで運ぶ方法
自分たちで廃棄物を積み込み、処分場まで直接持っていきます。
・少量やスポット対応に最適
単発の片付けや少量の廃棄に、コスト面でも効率的です。
・スケジュールの自由度が高い
自分の都合に合わせて処分できるのが魅力です。
・運搬手段が必要
トラックなどの車両や、搬入できる人手が必要です。
状況に応じて「便利さ」を取るか「コスト」を取るかが選ぶポイントとなります。ジェイ・ポートではどちらの方法にも対応しておりますので、お客様のニーズに合わせた最適な処分方法をご提案いたします。
2.「持込」は個人でもできる?対象と注意点をご紹介
「産業廃棄物」と聞くと、大企業や工場から出るものというイメージが強いかもしれませんが、実際には法人だけでなく、個人事業主の方も対象となります。つまり、事業活動を行っている方であれば、法人・個人を問わず、産業廃棄物としてお持ち込みいただくことが可能です。
◆ 法人・個人事業主が対象です
・会社・法人のお客様
オフィスや工場、倉庫などで出た事業系廃棄物
・個人事業主のお客様
自営業で出た資材や店舗運営で発生した廃棄物など
◆ 一般の個人(家庭)からの持ち込みは対象外
家庭ごみや引越しごみ、家庭内リフォームで出た廃材などは「一般廃棄物」に該当します。
これらは市区町村の処理ルールに従って処分する必要があります。
◆ 持ち込みが可能なケースの例
美容室や飲食店など店舗の運営で出た廃材や消耗品
個人事業での工事や修繕作業で発生した廃棄物
小規模事業所からの定期的な廃棄物処分
このように、「個人」か「法人」かではなく、「事業者かどうか」が持ち込み可能かどうかのポイントになります。
次は、持ち込み処分のメリットとデメリットについて見ていきましょう。
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3.持込のメリットとデメリットを比較してみましょう
産業廃棄物の「お持ち込み処分」には、費用や柔軟性の面で多くの利点がありますが、事前に知っておくべき注意点もあります。以下に、メリットとデメリットを具体的にご紹介します。
◆ 持ち込みのメリット
運搬費用がかからない
これは許可業者に収集運搬を依頼しないため、自社で運搬できる分だけ費用を抑えられるということです。特に廃棄物が少量の場合、大幅なコスト削減につながります。
自分のペースで処分できる
回収のように日程調整をする必要がないため、都合のよいタイミングで処分場へ搬入できます。繁忙期や急ぎの案件にも柔軟に対応しやすくなります。
少量でも対応可能
スポットで出た廃棄物や小規模の現場から出るごみも、持ち込みなら無駄なく処分ができます。定期的な契約を結ぶ必要がない点も手軽です。
その場で料金が確定する
搬入時に計量され、種類ごとに料金が決まるため、見積りや交渉の手間なく、明確な価格で処分ができます。急ぎで処理したいときにも安心です。
◆ 持ち込みのデメリット
運搬手段を自社で用意する必要がある
トラックやバンなど、廃棄物に対応できる車両が必要です。小規模な事業者の場合、車両の手配が手間になることもあります。
人手や労力がかかる
廃棄物の積み込み・搬入・荷下ろしを自分たちで行う必要があります。特に重量物や危険物を扱う際は、作業員の安全確保にも注意が必要です。
受け入れできないものがある
処分場によっては対応していない種類の廃棄物もあります。内容によっては事前の確認が必要で、持ち込んでも処理できない場合があります。
このように、持ち込み処分は「安く」「手早く」できる反面、運搬体制が整っていない場合には負担も生じます。自社の設備や業務内容に応じて、最適な方法を選ぶことが重要です。
次は、持ち込みを検討される方が気になる「許可」に関するポイントを整理していきます。
4.産業廃棄物の処理には許可が必要です!
産業廃棄物の処理には、法律で定められた許可制度があります。特に他人の廃棄物を収集・運搬したり処分したりする場合には、それぞれに対応した「収集運搬業」や「処分業」の許可が必要です。
ただし、排出事業者が自ら運搬を行う場合は、収集運搬業の許可は不要です。
◆ 「自ら運搬」は許可不要の例外
工場や店舗などで発生した廃棄物を、自社の車両で自社の従業員が運ぶ場合、収集運搬業の許可は不要です。
元請け業者が自ら排出した廃棄物を工事現場などから処分場へ搬入する場合も同様です。
ただし、子会社・下請け業者・取引業者など他人が運搬する場合は、たとえグループ内であっても「自己運搬」には該当せず、収集運搬業の許可が必要です。
◆ 自ら運搬する場合にも基準の遵守が必要です【廃掃法第12条第1項】
許可は不要であっても、以下のような運搬基準を守ることが法律で義務付けられています。
【1】運搬における基準
飛散・流出・悪臭が生じないよう、密閉容器や適切な車両を使用すること
騒音や振動などが周囲に支障を与えないよう、作業方法や重機の選定に配慮すること
液体廃棄物の場合は、内容に適した容器やタンク車を使用する
臭気が強い廃棄物は密閉容器を使用し、カバー(ほろ)を掛けるなどして臭気の拡散を防ぐ
石綿含有物や水銀使用製品など、特別な管理が必要なものは、他の廃棄物と混合せず、破砕せずに区分して運搬すること
【2】表示と書類の備え付け
車両の両側面には、以下の表示が必要です:
「産業廃棄物運搬車」である旨
排出事業者の氏名または名称
表示はプレートやペイントなどで、見やすく・外れにくく・識別しやすい方法で行うこと
車両には以下の情報を記載した書面を備え付ける必要があります:
事業者名・住所
運搬する産業廃棄物の種類・数量
積載日
積載場所とその連絡先
運搬先の事業場名・所在地・連絡先
◆ 許可の種類についても理解しておきましょう
処分業の許可:廃棄物を焼却・破砕・選別など処分するための許可。ジェイ・ポートはこの許可を取得しています。
収集運搬業の許可:他人の廃棄物を運ぶための許可。子会社・下請け業者などが運ぶ場合にも必要です。
自社での持ち込みを行う場合は、許可を取らずに運搬できるメリットがありますが、その分、適切な知識と対応が求められます。適正処理の一環として、表示や基準の遵守を徹底するようにしましょう。
次は、ジェイ・ポート此花リサイクルセンターでのお持ち込み対応についてご紹介します。
5.株式会社ジェイ・ポート 此花リサイクル工場ではお持ち込みを受け入れています!!
大阪府内・大阪市内はもちろん、周辺エリアからの産業廃棄物のお持ち込みを、此花リサイクル工場にて受け付けております。予約は不要で、営業時間内であればいつでもお持ち込み可能です(※受入基準を満たす産業廃棄物に限ります)。
◆ お持ち込み可能な廃棄物の一例
店舗・事務所・工場などから排出された資材や機器
建築・解体現場で出た廃材(木くず、がれき類等)
廃プラスチック、金属くず、ガラスくず など
内容によってはお引き受けできない場合もございますので、事前にお問い合わせいただくとスムーズです。
◆ 持ち込み処分の流れ(此花リサイクル工場)
受付・総重量の計量
施設に到着後、まずは車両ごとに総重量を計量します。
所定場所で荷下ろし
スタッフの案内に従い、指定された場所で廃棄物を荷下ろししていただきます。
空車状態で再度計量
荷下ろし後に再び車両を計量し、差分から廃棄物の重量を確定します。
処分費用のご案内とお支払い
種類ごとの単価に応じて処分料金を計算し、ご案内いたします。現地でのお支払いとなります。
◆ 此花リサイクル工場の特長
大阪市此花区に立地、阪神高速からのアクセスも良好
事前予約不要、スピーディーな受付対応
処分業の許可を正式に取得済み、安心してご利用いただけます
少量からの持ち込みも歓迎、柔軟に対応いたします
お急ぎで処理したい廃棄物や、少量のお持ち込みにも柔軟に対応できるのが此花リサイクル工場の特長です。
スムーズで安心な処分をお考えの方は、ぜひ一度ご利用ください。
6.収集運搬業者の皆様へ:中間処理施設としてのご利用も可能です
此花リサイクル工場は、産業廃棄物収集運搬業者様向けにも中間処理施設としてご活用いただける体制を整えております。大阪市此花区という交通アクセスの良い立地にあり、大阪市内・府内をはじめ、尼崎市や西宮市など近郊地域からの搬入にも非常に便利です。
◆ 中間処理場として選ばれる理由
都市部に近く、現場からの搬入がしやすい立地
少量から大量の廃棄物まで受け入れ可能
計量証明書や処分証明書など、必要な書類にも対応
処分業の正式な許可を取得しており、安心してご利用いただけます
複数の現場から廃棄物を集めて処分したい場合や、処分場との提携先を増やしたいとお考えの業者様にとって、信頼性と利便性を兼ね備えた中間処理施設です。現場効率の向上やルート最適化をお考えの際は、ぜひご相談ください。
7.まとめ
産業廃棄物の処分方法には、「回収(引き取り)」と「お持ち込み(自己搬入)」という2つの選択肢があります。中でもお持ち込みは、コストの削減やスケジュールの自由度といった点から、多くの事業者様にとって有効な手段となっています。
大阪市此花区にある株式会社ジェイ・ポート 此花リサイクル工場では、大阪府内・大阪近郊の幅広い業種の事業者様からのお持ち込みを随時受け入れております。自ら運搬される場合に必要な基準や注意点についても丁寧にご案内いたしますので、初めての方でも安心してご利用いただけます。
「コストを抑えたい」「すぐに処分したい」「信頼できる処分先を探している」――そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ株式会社ジェイ・ポートまでお気軽にご相談ください。確かな許可と実績に基づいた処理体制で、皆様の廃棄物処理をしっかりサポートいたします。
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