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UPDATE :2026.01.27 
POST :2026.01.27

🌿【専門解説】廃棄物処理と脱炭素の深い関係とは?「環境省認定・脱炭素アドバイザー」が果たす役割

現在、あらゆる業界で「脱炭素(カーボンニュートラル)」への対応が急務となっています。自社での省エネだけでなく、意外と見落とされがちなのが**「廃棄物処理に伴う温室効果ガス(GHG)の排出」**です。

なぜ今、産業廃棄物処理の現場に「脱炭素」の視点が必要なのか。国がスタートさせた「環境省認定制度 脱炭素アドバイザー」の内容と、実務への影響を専門的に解説します。


1. 脱炭素経営の新しい基準「Scope 3」の衝撃

これまで企業の脱炭素といえば、自社でのエネルギー削減(Scope 1, 2)が中心でした。しかし、現在の国際基準では、自社以外の排出量、つまり**「Scope 3(スコープ3)」**の可視化が強く求められています。

その中でも注目すべきが、**「カテゴリー5:事業から出る廃棄物の処理」**です。 自社が排出したゴミが、運搬・処理される過程で出るCO2は、「排出した企業の責任」としてカウントされます。公共工事の元請け企業や大手メーカーが、取引先に対して「廃棄物由来の排出データ」を求めるケースが急増しているのはこのためです。


2. 産廃処理とCO2排出のメカニズム

廃棄物処理における温室効果ガスの排出には、主に2つの要因があります。

  • 収集運搬時の排出: 現場から処理施設まで運搬する車両の燃料消費に伴う排出。

  • 中間処理・最終処分時の排出: 廃プラスチックの焼却等で発生するCO2や、埋め立てに伴うメタンガスなどの排出。

特に廃プラスチックの焼却は、化石燃料由来の炭素を放出するため、排出量削減には「いかに再資源化(リサイクル)に回すか」という高度な選別と、適正な処理ルートの選択が不可欠となります。


3. 環境省認定制度「脱炭素アドバイザー」と、その対象資格

脱炭素への取り組みが加速する一方で、「正しい知識を持った専門家がいない」という課題を解決するため、環境省は2023年より**「脱炭素アドバイザー」の認定制度**を開始しました。これは、質の高い民間検定に対し、国が「お墨付き」を与える制度です。

現在、この環境省認定制度に含まれる主な民間資格には以下のようなものがあります。

  • 炭素会計アドバイザー試験(一般社団法人炭素会計アドバイザー機構)

  • 脱炭素アドバイザー 資格認定試験(一般社団法人金融検定協会)

  • 脱炭素検定(一般社団法人脱炭素協会)

これらの認定資格、特に**「アドバンス(2級相当)」**以上の保持者は、排出量の正確な算定だけでなく、具体的な削減計画の策定までを支援できる実務能力があると国に認められています。産廃処理においても、こうした基準を持つ専門家が介在することで、算出されるCO2データの信頼性が担保されるのです。


4. 廃棄物を「データ」として経営に活かす

これからの産廃処理業に求められるのは、単にゴミを運び去ることではありません。 「どのような処理を行い、その結果、どれだけのCO2が排出・削減されたのか」を正確なデータとして提供することです。

ジェイ・ポートでは、この専門的な知見に基づき、廃棄物を「負債」ではなく、企業の環境経営を証明する「エビデンス(証拠)」へと変えるサポートを行っています。正確なデータは入札時の評価を左右するだけでなく、企業の持続可能性を示す重要な資産となります。


💡 まとめ:適正処理の「その先」へ

リチウムイオン電池の安全な処理や、石綿含有廃棄物の適正な管理。これらは産廃業者として当然の責任です。しかし、脱炭素社会においては、その先に**「環境負荷をいかに可視化し、削減に繋げるか」**という新しい役割が求められています。

株式会社ジェイ・ポートは、環境省の認定基準を満たした専門アドバイザーと共に、新しい時代の廃棄物管理と、お客様の環境経営を強力にバックアップしてまいります。

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炭素会計イメージ図

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この記事を書いたスタッフ

森田 一誠

森田 一誠 笑う産廃セールスマン

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