INDUSTRIAL DISPOSAL

Q&A

UPDATE :2023.02.21 
POST :2020.04.03

社員が飲んだペットボトルや缶のごみは産業廃棄物になるの?

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社員が飲んだペットボトルや缶のごみは、大阪市では、産業廃棄物で処理するように定められています。自治体によっては、社員の飲食に伴うものに関しては、産業廃棄物ではなく、事業系一般廃棄物として扱うところもあります。なので、各事業所の所在地を管轄する自治体のルールに従ってください。しかし、会社では日々、社員の持ち込んだペットボトルや缶が出ます。自治体で違うとなると更に悩ましいですね。

今回は、そんな社員の方が持ち込んだペットボトル、缶の処分についてご紹介いたします。

自治体によって違う判断/大阪市の場合

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自治体により違うとはどんなのでしょうか?

1つ例をご紹介いたします。

大阪市がHPに掲載している産業廃棄物に関するよくある質問では、

次のような回答が記載されています。

事業活動に伴って生じた廃プラスチック類であるため産業廃棄物に該当します。従業員が事務所で飲食する行為に伴って発生するものが「事業活動に伴って生じた」といえるかどうかについては、事業者は、従業員を使って事業をしなければならないところ、その従業員が昼食時に食べた弁当の容器は、「事業活動に不可避的に伴うもの」であり、その発生の源が事業活動ですので、「事業活動に伴って生じた廃棄物」に当たります。従って、事務所から発生するプラスチック製の弁当の容器、カップ麺の容器のほかペットボトルや飲料缶も産業廃棄物の廃プラスチック類(又は金属くず)に該当します。ただし、食べ残しの弁当(残飯)や木製の割り箸は、事業系一般廃棄物となります。”

なので、大阪市の事業所では、産業廃棄物として処分しなければなりません。

一方、仙台市のHPには、下記のようにあります。

”仙台市では、従業員等が飲んだあとの飲料用の缶・びん・ペットボトルは、リサイクルを進めるため一般廃棄物として扱っています。”

一般廃棄物として扱いますと記載されています。

これは、自治体が責任を持ってリサイクルを推進しているという1つの仕組みです。

続きで分別の手順が記載されていました。

処分したいものから産業廃棄物を取り出すと、残りが一般廃棄物になります。

その一般廃棄物を自治体が回収することになりますが、

その中でも資源としてリサイクル可能なもの、

ペットボトル、缶、紙類、びんを分別収集されています。

参照:大阪市/産業廃棄物に関するよくある質問 Q24(2022年11月現在)

   仙台市/事業活動から出たごみの分け方・出し方のルールについて(2022年11月現在)

ペットボトルは産業廃棄物の「廃プラスチック」です!

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産業廃棄物には,がれき類や廃プラスチック類、廃油、金属くずなど沢山の種類があります。

では、ペットボトルや缶は何に分類されるのでしょうか?

まず、何から作られているかを確認します。

ペットボトルはプラスチック、缶は金属から出来ています。

以上のことから、ペットボトルは「廃プラスチック類」缶「金属くず」に分類されます。

「事業活動に伴って排出される」ということが前提です。

「廃プラスチック類」「金属くず」は、業種に関わらず産業廃棄物

法律で定められているので、産業廃棄物として処分しないといけません。

産業廃棄物で定義される事業活動とは、製造業や建築業などに限定されるものではなく、

オフィス、商店などの商業活動や、水道事業、学校などの公共的事業も含めた広義の概念

としてとらえられています。お祭り、花火大会といったのイベントが開催される会場

発生したペットボトルや缶はもちろん、プラスチック製の容器やコップも

産業廃棄物になります。

また、ペットボトル、缶を産業廃棄物として処分を委託しようとする際は、

委託しようとする産業廃棄物処理業者の許可証

「廃プラスチック類」「金属くず」が記載されていること

を確認して委託しましょう。

 

リサイクルを進める上で、仙台市のように別で定められているところがあります

ので、事業所の所在地を管轄する自治体のルールを必ず確認してください。

ちなみに事業活動が伴わない場合は、一般廃棄物ですので、各自治体での処分となります。

会社から出るペットボトルも缶もリサイクル!

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事業活動を伴わない一般廃棄物、いわゆる家庭から排出されたペットボトルや缶

原則として法に基づき、市町村が分別収集を行いリサイクルしています。

さて、会社から出るペットボトルや缶はと言いますと、

排出事業者の責任において処分しなければなりません。

廃棄処分するのもリサイクルするのも排出事業者の責任においてになります。

排出事業者としては、産業廃棄物として処分するだけではなく、

分別し、リサイクルに取り組んでいきたいものですね。

ペットボトルや缶は、リサイクルされて新しく生まれ変わるものの代名詞

と言っても過言ではありませんね。

意外なところでペットボトルは帽子やジャージなどの衣類、シャンプーボトル、

ペンや定規などの文房具に、缶は鍋やフライパンなどの調理器具、洗濯機、

自動車、建設資材などに生まれ変わっています。

私たちの身近にあるものももしかしたら、

ペットボトルや缶からできているかもしれませんね。

ここでペットボトルをより多くのリサイクルを行うための手順をご紹介します。

キャップを外し、ラベルをはがす。

中身をきれいにするため、水ですすぐ。

ペットボトルを横方向に軽くつぶす。

適切なリサイクル業者に回収を依頼。

 

まとめ

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飲料のメーカー企業側も社会情勢とともに工夫されているそうです。

以前はガラス瓶でリターナブルでした。

昭和の時代を思い起こすと、ジュースやビールの瓶を酒屋さんに持っていき、

1本あたり10円、20円もらった記憶がある方がおられると思います。

少ない資源をうまく回すための仕組みです。すでにリサイクルに取り組んでいたんですね。

しかし、経済の成長とともに便利なペットボトルや缶に置き換わりました。

便利な生活は、地球環境に影響を与え始めてしまいました。

そんなことではいけないと、今度は、地球の未来のためにガラス瓶、

ペットボトル、缶をどのようにリサイクルするかを考えておられるそうです。

作っただけでは終わらせない企業としての意識の高さを感じます。

我々個人も企業に依存するだけでなく、少し行動を変えると何か変わるかもしれませんね。

使っただけではなく、地球全体を考えて地球にも人にも優しい行動をしていきたいですね。

リサイクルでお困りの際は、弊社までお気軽にご相談ください。

 

 

 

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