みなさんこんにちは!
環境事業部の鯵本です!
脱炭素とよく聞く「カーボンニュートラル」。これは一体どういう意味でしょうか?

「カーボンニュートラル」とは、地球温暖化の原因となる温室効果ガス(CO2など)の排出を「実質ゼロ」にすることです。
ポイントは「実質」というところ。
「脱炭素」はCO2排出をゼロにする(減らす)ための“取り組み”や“プロセス”を指すことが多いのに対し、「カーボンニュートラル」は“状態”や“ゴール”を指します。
完全にゼロにするのが難しい排出もあります。そこで、
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人が活動して「出てしまうCO2の量」
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森林が光合成で「吸いこむCO2の量」や、最新技術で回収する量
この(1)と(2)を差し引きゼロ(=ニュートラル、中立)にしましょう、という考え方です。
よく「お風呂の蛇口と排水口」に例えられます。
蛇口から出るお湯(=排出)があっても、同時に排水口から同じ量のお湯(=吸収・除去)が流れ出ていれば、お風呂の水位(=大気中のCO2濃度)は上がりません。このバランスが取れた状態が「カーボンニュートラル」です。
「脱炭素」を進めて蛇口を閉めつつ、森づくりなどで排水口をしっかり確保する。これが世界共通の目標になっています。
それではまた!













