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社長日記

2013.10.31

二宮金次郎

先週は致知出版社主催の「社長の徳望を磨く」人間学塾へ出席してまいりました

徳というものは龍の絵でいう雲
龍は雲のよって上っていく
雲がなければ龍は単なる恐竜

「徳望」とは生まれつきのものではない
学び錬成するもので
リーダーに必須の条件である

そのために
己を修め、人を治める者の必読の書「大学」を学ぶ人間学塾です

「大学」とは
四書五経といわれる中国古典のまず最初に学ばらないといけないもので

かの二宮金次郎の銅像で薪を背負って読んでいた本が「大学」との事

今回はさわりだけで本格的に次回から学びます

そして今回はその二宮金次郎7代目子孫の中桐万里子氏の講演もあり
報徳思想を基に600ものの農村を復興させ、飢饉や貧困に屈せず、
知恵と工夫で道を切り開いた実践者の哲学を学びました

具体的に
報徳思想とは「恩返し」
今でいう「倍返し」のいい事版

「先にもらう」そして「恩返し」をする
その思想が「報徳」

確かに「先に与える」のがいい事だと思えますが
「こんなにやってあげているのに」
という気持ちになりやすく

人からやってもらってから
「感謝」の気持ちを持って
「倍返し」をすると人間関係もうまくいくような気がします

そして二宮金次郎の銅像で一番大切なことは?

みんな「本」を読んでいる姿だと思えますが
実は「薪」が本質らしく
そして「一歩」がその次との事

金次郎は経済を大切にしていて
「勤労」が生活の基になるとの事

何故金次郎が銅像になっているのか少しわかった
ような気がします

そして600ものの農村を飢饉から救ったのは
「現実観察」で
初夏に茄子を食べたら「秋茄子」の味がして
「今年は夏が冷夏になる」と感じ
米の苗をすべて捨てさせ
寒さに強い「稗、粟、そば」に植え替えさせて
見事天保の大飢饉を乗り越えたとの事

もちろん「米」の方が値段が高く「面倒くさい」ので農民から
抵抗にあうのですが
実は金次郎は「大男」だったので
有無も言わさず変えさせた
これは子孫ならではのお話でした

ただ「現実観察」はただ現実をぼんやり見るのではなく
心眼でよく見る 遠くを測るとの事

「半分従い半分逆らう」
これが金次郎の真骨頂で
常に「現実」に飛び込みそして「対策」を考える

明治維新前の金次郎の時代は今に似ている
自然災害が多く、不景気、制度疲労・・・

これは僕が感じている事ですが
80年ごとに日本は大事件になる

天保の大飢饉、明治維新、戦争終戦、
そしてその80年後、2025年頃にはどんな事が・・・

その時、金次郎のような時流を読む知恵、
大胆な行動が必要になってくるような気がします

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この記事を書いたスタッフ

樋下 茂

樋下 茂 代表取締役

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